シャトルウォール®工法
「シャトルウォール」は(株)エムオーテックの登録商標です。
シャトルウォール®工法とは、専用に開発された多軸混練掘削機(低重心設計)により土中を掘削する際に、先端よりセメントミルクを吐出させ原位置土と混合撹拌しソイルセメント連続壁を造成する工法です。
特徴
- 壁際いっぱいの施工が可能
オーガーモーターにシャトル装置を組み合わせることで、壁際いっぱいの施工を可能にしました。 - 任意の位置に固定し施工
回転装置を使用することにより、多軸機構を360度回転させることができ、制動ブレーキを使用することにより任意の位置に固定し施工ができます。 - 垂直精度の向上
オーガーモーターの回転を伝達するロッドの外側にケーシングを取付け、ねじれの発生を防止することにより垂直精度が高くなりました。 - 低重心軽量化設計で安全
従来工法に比べ低重心軽量化設計となっているため、機体の安定度が高まり安全性が増し、従来より小型な杭打機での施工を可能にしました。 - 均一なソイルセメント壁
減速機の上下に撹拌用ヘッドがあるため、往復撹拌が行われ撹拌混合効果が高まり、均一なソイルセメント壁が造成できます。 - 全ての現場に対応
従来工法では対応できなかった小規模な現場に対応すべく、小型杭打機から従来の大型三点杭打機まで各機種を取り揃え多様化する現場に対応いたします。
仕様
外観図
近接施工寸法図
隣接建物に接近してソイルセメント連続壁を施工する場合、図に示す通り養生空間を考慮すると、壁芯より最低475mm‐610mmの離れを必要とします。但し、建物の養生方法によっては、より接近作業が可能となります。