高出力オーガー工法
高出力オーガー工法とは、高出力オーガーを使用することにより、従来型のオーガーでは削孔が不可能だったN70以上の地盤に対しても先行削孔を用いず施工ができる、無駄をなくした環境に優しい工法です。
特徴
- 工期短縮
N値70を超える硬質地盤の場合、従来は先行削孔が必要でしたが、高出力オーガーの導入により先行削孔を行わなくても施工が可能です。そのため、先行削孔を行う従来の工法に比べて約半分の施工日数で施工を完了できます。 - 使用材料・発生残土の低減
従来の工法では、N値が70を超える場合は先行削孔に粘性土の高いセメントミルクを注入し、本施工時にもセメントミルクを注入していたため、多量の残土が発生していました。先行削孔をなくすことによりセメント・ベントナイトなどの使用材料を低減することができ、N値50を下回る地盤と同等の発生土量で抑えることができます。 - 作業効率の向上
専用に開発したインバーターを併用することにより回転速度制御が任意で設定できるため、最適な施工速度による施工が可能となり、作業効率の向上が図れます。 - 高精度
高出力オーガーは、剛性を増した撹拌ロッドと各ロッドを一体構造とする連結軸受により高い剛性を持っているため、高精度の施工ができます。 - 多目的
マルチガーは多機種取り揃えられているため、用途にあったものが選定できます。3軸としての使用のみではなく、中央軸のみを回転させることによって1軸機として使用することもできます。