二本溝多滑車工法(アボロン引抜工法)
二本構多滑車工法(アボロン引抜工法)とは、ラフテレンクレーン又は油圧テレスコピッククレーンのブーム先端に二本構式引抜装置を吊り下げ、クレーン本体のウインチ能力を多滑車の原理で増大させ二本構で反力を取り、鋼矢板・H形鋼等の杭を引抜く工法です。
特徴
- 無振動無騒音
クレーンのウインチワイヤーロープを多滑車で能力を増大させ、打込まれた鋼矢板、H鋼等の杭を引抜くことができます。 - 広い作業範囲
重錘式リーダーであり、且つそのリーダーが伸縮可能ですから、段差のある場所、高架線下などでも作業可能です。 - 壁ぎわ250mmまで可能
リーダー本体が回転式なので、平行移動及び位置ぎめが容易であり、壁ぎわ250mmまで作業可能です。 - チャックの開放は自動方式であるため安全
杭をチャッキングするときのみ操作をするだけで開放は自動的にできるチャッキング機構ですから作業性、安全性は抜群です。
仕様
外観図
※TADANO TR-250Mに装着した場合