ロックオーガー工法
ロックオーガー工法とは、N値の高い砂礫層・岩盤層・固定シルト層などの硬質地盤を確実に削孔することができ、また既存構造物や既設杭などの障害を破砕することができる工法です。
特徴
- ケーシングとその中のスクリューが互いに逆回転して同時に削孔するタイプと、ケーシングとスクリューがそれぞれのオーガーで独立削孔を可能としたセパレートタイプがあります。
- 内外逆転する二重スクリュー方式で削孔すると、鉛直精度の高い施工ができます。
- 外側ケーシングにより孔壁を防護しながら削孔し、引き上げ時には安定液を充填するため、周囲地盤への影響はほとんどありません。
- 従来工法の地下障害撤去に伴う面倒な仮山留や、解体作業の工程を省けます。
- 高出力により、大口径杭の施工が可能です。
工法の範囲
- 転石・玉石層における鋼矢板・H形鋼の建込先行掘。
- 転石・玉石層におけるソイルセメント壁の造成。
- ビル地下室の壁・スラブ・梁・耐圧板の削孔撤去。
- PC・RC杭の削孔撤去。
- 岩盤層の削孔。
仕様
外観図
性能表
注意
1. 掘削トルクは内側、外側各々単独運転時の最大出力トルクです。
2. 上表はSMD-□□H(又はK)-P型の仕様を表示しております。SMD-□□H(又はK)型は6P(又は8P)時の値を参照願います。
3. 重量の欄( )内数値はSMD-□□Hの場合です。